医療法人 任医院
内科・外科・整形外科
大阪府門真市舟田町39-10

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帯状疱疹

帯状疱疹とは・・・

ウイルス感染により強い痛みと水ぶくれがでてくる病気です。
原因→加齢などや免疫力低下など。
若い方でも疲労やストレスなどから発症することがあります。
発症初期は脇腹など体の片方の一部の痛みから始まり、発疹、水疱となりピリピリするような痛みが伴います。

発症部位は・・・

脇腹、背中、時には大腿部に発症します。
顔や目に発症し重症化すると失明する危険性もありますので早期の治療が必要となります。

発症の仕方について・・・

子供の時に感染する水ぼうそうの「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因で起こりますが、水ぼうそうにかかった後もストレスや免疫力の低下によってウイルスが神経に沿って皮膚に移動することで発症します。

合併症は・・・?

水疱が治っても持続する痛み(神経痛)ピリピリとした痛みが数ヶ月持続することもあります。

治療は・・・?

内服や点滴、皮膚処理を行います。
特に目の周囲に発症した場合は早期治療が必要です。

帯状疱疹ワクチンについて・・・

今年度より帯状疱疹の定期接種が始まりました。
接種券が市から届いた方は国から補助があり、2種類のワクチンから選んでいただきます。

乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」

②乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス®筋注用)(2回接種:1回目と2回目は2ヶ月以上あける)

帯状疱疹ワクチン比較表


乾燥弱毒生水痘ワクチン

「ビケン」

シングリックス®
ワクチンの種類弱毒生ワクチン不活化ワクチン
帯状疱疹発生抑制効果51.3%(接種後5年以内)
50歳以上 97.2%
70歳以上 89.8%
帯状疱疹後神経痛抑制効果
66.5%(接種後5年以内)
50歳以上 100%
70歳以上 85.5%
接種方法/回数皮下注射1回のみ筋肉注射2ヶ月間隔をあけて2回
効果持続期間5年程度9.6年(平均値)
接種できない方免疫が低下している方なし
費用(税込 自費診療)
4500円(補助あり)11,000円×2回(計 22,000円)(補助あり)
副反応接種部位の疼痛、腫脹、発赤接種部位の疼痛、腫脹、発赤、筋肉痛、疲労、胃腸症状、頭痛、悪寒、発熱
メリットシングリックスより安い
1回接種
予防効果が高く、予防期間も長い
免疫が低下している方でも接種可能
デメリット予防効果↓
免疫力が低下している人はできない
費用が高い
2回接種必要
副反応でやすい

質問等ございましたら、遠慮なくご相談下さい。